CFD取引は金利ってかかるの?|金利調整額と価格調整額を理解しよう!

 

こんにちは。

CFD投資家のノビ(@nobilogtokyo)です。
 
CFD投資を初めて3年、CFDには魅力的な銘柄が多く、安定的に毎年10%以上の利回りを達成できています。
 

このままCFD投資を継続してセミリタイア資金をためて、あと10年で早期リタイア予定です (^^)v

 

「CFD取引」は、信用取引みたいにレバレッジをかけて取引することができる。

では、信用取引のように、「金利」はかかるのだろうか?

結論から申し上げると、CFD取引では「金利調整額」というコストがかかる。

CFD取引の「金利調整額」をしっかりと理解して、収益とコストを管理できるようにしよう!

CFD取引って何?

レバレッジって何?

という方は、先にこの記事を読んでね!

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CFD取引って金利はかかるの?

CFD取引で必要となる「金利調整額」

 
株式を信用取引でレバレッジかけて取引すると金利がかかるよね?

CFD取引でも金利ってかかるのかな?

結論から言います。

CFDで株式を取引する場合、「金利」に相当する「金利調整額」という費用が発生する

この「金利調整額」は、レバレッジをかけているか否かに関わらず、CFD取引で株式を購入する場合には必ず発生する費用だ

また、「金利調整額」は、銘柄によって発生金額が異なる

CFD取引をする際には、必ず、事前に「金利調整額」の金額を確認してから取引することが重要なのだ

POINT

CFDで株式を取引する場合、「金利調整額」という費用が発生する。

「金利調整額」は、銘柄によって金額が異なるので、必ず、事前に「金利調整額」の金額を確認してから取引すること

金利調整額の確認方法

米国株の場合

GMOクリック証券では、金利調整額の金額を、各銘柄の画面上ですぐに確認することができる。

Amazonの例で見てみよう。

取引画面の右下に「金利調整額」という欄があり、ここで、直近の金額を確認することができる。

右下の「履歴一覧」を押すと、以下のような画面になり、これまでの金利調整額の履歴を確認することができる。

米国株の場合、毎日、金利調整額が発生するのだ

例えば、12/2から12/6まで1週間保有した場合、24.09+23.86+23.78+23.49+70.74=165.96円の金利調整額を支払うことになる。

これは、Amazonの株価1782.95ドル(1ドル109円とすると194,342円)の約0.08%にあたる。

1週間で約0.08%なので、1年間保有したとすると、株価の約4%の金利調整額を負担することになる。

 

「これだと、年間4%の信用取引金利を支払っているようなものだよね

それはちょっと高いなぁ・・・」

と思ったあなた、

安心してください。

前述の通り、「金利調整額」の金額は銘柄によって異なるのだ。

株式の信用取引のように、金利が一律○%、といった仕組みではないのである。

従って、全銘柄の金利調整額をチェックした上で、できるだけ金利調整額が小さい銘柄を選ベば良いのである

金利調整額が安い銘柄、金利調整額を加味しても高配当となる銘柄について、以下の記事でまとめている。ぜひご覧いただきたい。

[blogcard url=”https://nobilog.tokyo/cfd/%e7%b1%b3%e5%9b%bd%e6%a0%aa%e3%81%ae%e9%ab%98%e9%85%8d%e5%bd%93%e6%a0%aa%e6%8a%95%e8%b3%87%e3%81%a7%e4%b8%8d%e5%8a%b4%e6%89%80%e5%be%97%e3%81%8c%e5%be%97%e3%82%89%e3%82%8c%e3%82%8b%e8%b3%87/”]

中国株の場合

テンセント・ホールディングスで見てみよう。

調べ方は、先ほどの米国株と全く同じだ。

中国株でも、金利調整額は毎日発生することが分かる。

金額は1週間で約430円ほどかかることになる。

価格調整額とは?

先ほどの「金利調整額」は、CFDで株式を取引する場合に必要となるコストだ。

一方、CFDで、「株価指数先物」、「商品先物」、「米国VI」などを取引する場合には、「価格調整額」というコストが必要となる。

この「価格調整額」とは何なんだろうか・・・。

GMOクリック証券のホームページに説明が記載されているので、見てみよう。

当社CFD取引における株価指数各銘柄・原油・コーン・大豆は、決済期日無くお取引いただくことができます。
しかしながら、これらの原資産は限月という期限のある先物市場を参照してレートを提示しているため、参照する先物が取引最終日をむかえる前に、当社が定める日において参照する先物の限月を期近から期先へ交代します
通常、参照する先物の期近と期先の価格は同一ではないため、限月を交代することでCFDの建玉に評価損益が発生することになります。この評価損益を調整するため、当社が定める日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、その分を価格調整額にて調整いたします

GMOクリック証券ホームページより引用

うーん・・・・

先物に詳しい人なら分かったかもしれないけど、そうじゃない人は分からないよね?(笑)

より詳細な説明が、下記のGMOクリック証券のホームページに整理されているから、見てみてね(外部リンクです)

[blogcard url=https://www.click-sec.com/corp/guide/cfd/study/beginner06.html target=”_blank”]

どうだったかな?

これなら分かったかな?

要は、CFDでは先物の価格を参照していて、一定の期間がたつと、別の先物価格を参照しなければならなくなって、その価格差を調整しないといけない、ということなんだね。

まだ分からなくても大丈夫。

価格調整額がなぜ発生するのかを厳密に理解していなくても、いつ、いくら発生するのかさえ分かれば、ちゃんと取引はできるから!

POINT

価格調整額が、いつ、いくら発生するのかを調べる方法をマスターしよう!

価格調整額の金額と発生日の確認方法

 
では、価格調整額が、いつ、どれくらい発生するのかは、どうやって確認すれば良いのだろうか。

米国VIの場合

人気の米国VI(恐怖指数)の場合で見てみよう。

チェックの方法は同様だ。

ただ、これまでの米国株や中国株と様子が違うのがお分りいただけるだろうか。

米国VIでは、価格調整額は月に1度だけ発生するのだ。

しかも、2019/12/11発生分の場合、買いポジションは1975円の金利調整額を負担し、売りポジションは1975円の金利調整額をもらえることになるのだ。

ここで極めて重要なことは、

POINT

銘柄によって、金利調整額が毎日発生するものや、価格調整額が月に一度発生するものなどがある。

価格調整額は、ポジションによっては、支払うばかりでなく、受け取れる場合もある。

ということである。

つまり、CFD取引では、

POINT

価格調整額を受け取れるポジションを保有し続けて儲けるという戦略も成立する

のである。

まとめ

いかがだっただろうか。

CFD取引をする上で、「金利調整額」と「価格調整額」は必ず知っておかなければならない。

細かい理屈は理解していなくても良い。

自分が取引する銘柄で、いつ、いくらの金利調整額や価格調整額が発生するのかを確認する方法をマスターしよう!

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